“馬場金之助”の読み方と例文
読み方割合
ばばきんのすけ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
かねて大塚の父から聞いて居たから寺はぐ分りました。けれども僕は馬場金之助ばばきんのすけの墓のみ見出して、しんだときいた母の墓を見ないので、不審に思って老僧にい、右の事をたずねました。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
けれども父の知らしてれた事実はこれだけなのです。周防すおう山口の地方裁判所に父が奉職してた時分、馬場金之助ばばきんのすけという碁客ごかくが居て、父と非常に懇親を結び、常に兄弟のごとく往来して居たそうです。
運命論者 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)