“馬場先門”の読み方と例文
読み方割合
ばばさきもん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜は提灯行列ちょうちんぎょうれつが日比谷公園から上野公園まで続いて、桜田門さくらだもん付近馬場先門ばばさきもん付近はほとんど人で埋めらるるくらいであったという。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
脇坂わきざかの部屋を振りだしに榎坂えのきざか山口周防守やまぐちすおうのかみの大部屋、馬場先門ばばさきもん土井大炊頭どいおおいのかみ、水道橋の水戸みとさまの部屋というぐあいに順々にまわって、十日ほど前から
顎十郎捕物帳:07 紙凧 (新字新仮名) / 久生十蘭(著)
桜田門さくらだもんをくぐって、宮城前の広場を彼は前よりはいくらか歩調を早めて、馬場先門ばばさきもんの仮庁舎まで歩いていった。そして、長い廊下を強力犯係の部屋の前まで行って、ドアに手をかけようとすると
五階の窓:03 合作の三 (新字新仮名) / 森下雨村(著)