“馬兜鈴”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
うまのすずくさ50.0%
ばとれい50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
皮をがれた白樺の葉は、哀れっぽい声を出し、マロニエの葉は口笛を吹く。そして、つるのある馬兜鈴うまのすずくさは、壁の上へ重なり合って波のような音をたてている。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
それらの食物や水の中に、愛慾をそそる××質が——麝香じゃこうとか、芫花けんかとか、禹余糧うよりょうとか陽起石ようきせきとか、狗背くはいとか、馬兜鈴ばとれいとか、漏蘆ろろなどというそういう××質が、雑ぜられてあるということを。
血ぬられた懐刀 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)