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馘
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き
ふりがな文庫
“
馘
(
き
)” の例文
何をするにも差當つて健康は保ち得るやうにせねば、一切瓦解する虞が有るから、從來が不健康なら發憤して賊を
馘
(
き
)
るのが何より大切だ。
努力論
(旧字旧仮名)
/
幸田露伴
(著)
「野郎は帝大出でいながら帝大出の僕を
馘
(
き
)
ったんだから、獅子身中の虫だ。帝大で固めようという僕の教育政策から見ても生かして置けない」
首切り問答
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
首は
馘
(
き
)
られるといふんで、こゝを立つにも借金で、身動きがならないところから、蒼くなつて泣きを入れに来たんだ。
籠の小鳥
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
首
馘
(
き
)
る数一万余、黒焦げとなった賊兵の死骸幾千幾万なるを知らない。殲滅戦の続けらるること七日余り、玄徳は、赫々たる武勲を負って
朱雋
(
しゅしゅん
)
の本営へ引揚げた。
三国志:02 桃園の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「どう致しまして。お前えの首を
馘
(
き
)
るなア、
資本
××
家の役目さ」と俺は云ってやった。
今度こそ
(新字新仮名)
/
片岡鉄兵
(著)
▼ もっと見る
彼らはそこで物の見事に首を
馘
(
き
)
られた。
海に生くる人々
(新字新仮名)
/
葉山嘉樹
(著)
何所
(
どこ
)
ぞでは五割
馘
(
き
)
つたと茶を冷まし同
大正東京錦絵
(新字旧仮名)
/
正岡容
(著)
血を
咯
(
は
)
いて
坑
(
しき
)
をあがれば首を
馘
(
き
)
り
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
「うむ。僕も昔に戻って、十六年間の苦心を話して聞かせた後、君は単に学校の都合という名目で僕を
馘
(
き
)
ったから、僕も単に官庁の都合という名目で君を馘るんだと言ってやった」
首切り問答
(新字新仮名)
/
佐々木邦
(著)
虐使した揚句に病めば首を
馘
(
き
)
り〃
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
平台
(
ひらだい
)
を輪転機にして束に
馘
(
き
)
り
鶴彬全川柳
(新字旧仮名)
/
鶴彬
(著)
馘
漢検1級
部首:⾸
17画