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『籠の小鳥』
ふりがな文庫
『
籠の小鳥
(
かごのことり
)
』
羊三は山を見るのが目的で、その山全体を預かつてゐる兄の淳二と一緒にこゝへ来たのだつたけれど、毎日の日課があつたり何かして、つひ鼻の先きの山の蔭から濛々と立昇つてゐる煙を日毎に見てゐながら、つい其の傍まで行つて見るのが臆劫であつた。 「山には …
著者
徳田秋声
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「新潮 第三十八巻第六号」新潮社、1923(大正12)年6月1日
文字種別
新字旧仮名
読書目安時間
約19分(500文字/分)
朗読目安時間
約31分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
連
(
しき
)
度
(
たんび
)
焦
(
や
)
鮮
(
すくな
)
士
(
さむらひ
)
爆薬
(
はつぱ
)
馘
(
き
)
丈
(
たけ
)
犒
(
ねぎら
)
目眩
(
まぶ
)
美味
(
うま
)
頭脳
(
あたま
)
鳥構
(
とりかま
)