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饉
ふりがな文庫
“饉”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
う
83.3%
ひも
16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
う
(逆引き)
百姓達は、今では、一年中働きながら、
饉
(
う
)
えなければならないようになった。畠の収穫物の売上げは安く、税金や、生活費はかさばって、差引き、切れこむばかりだった。
電報
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
珍しい、金目になるものを奪い取り、慾情の
饉
(
う
)
えを満すことが出来る、そういう期待は何よりも兵士達を勇敢にする。彼等は、常に慾情に飢え、金のない、かつかつの生活を送っていた。
パルチザン・ウォルコフ
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
饉(う)の例文をもっと
(5作品)
見る
ひも
(逆引き)
宿なしの彼は同室者に対する気兼ねから、
饉
(
ひも
)
じい体を
鞭
(
むち
)
打ちながら、いつも用ありげに
巷
(
ちまた
)
の
雑沓
(
ざっとう
)
のなかを歩いていた。金はなく、彼の関係している雑誌も久しく休刊したままだった。
火の唇
(新字新仮名)
/
原民喜
(著)
饉(ひも)の例文をもっと
(1作品)
見る
饉
漢検1級
部首:⾷
20画
“饉”を含む語句
飢饉
饑饉
大饑饉
大飢饉
飢饉年
饑饉年
女飢饉
飢饉歳
饉死
“饉”のふりがなが多い著者
黒島伝治
原民喜