トップ
>
養母
>
おっか
ふりがな文庫
“
養母
(
おっか
)” の例文
「まあそうやって、後生大事に働いてるが
可
(
い
)
いや。私も
危
(
あぶな
)
く
瞞
(
だま
)
されるところだったよ。
養母
(
おっか
)
さんたちは人がわるいからね」お島も
棄白
(
すてぜりふ
)
でそこを出た。
あらくれ
(新字新仮名)
/
徳田秋声
(著)
「あたしはネ……知ってるだろ。よもぎの寮の
養母
(
おっか
)
さんとも別れちまって、それからいろんな目に会ってね」
宮本武蔵:06 空の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
私が附けた田畑の収穫の帳面尻をハジキ上げて、イクライクラ残っていると、台所から
呶鳴
(
どな
)
りますと、
養母
(
おっか
)
さんが寝床の中で銭を数えてから、ヨシヨシと云います。
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
どうしてどうして
現今
(
いま
)
のおはるさん(羽左衛門の細君の名)は働きものです。それは自分の持って来たものはあるけれど、どうしても
養母
(
おっか
)
さんが
強
(
しっ
)
かりしているから、なくなさせやしません。
一世お鯉
(新字新仮名)
/
長谷川時雨
(著)
え、それじゃアお前もか? アッハハハ大丈夫だ。
養母
(
おっか
)
さんと喧嘩したんだろう。お粂婆さんと来たひにゃア、骨までしゃぶろうっていう強欲だからな。構うものか呶鳴ってやりねえ。俺らも助太刀を
柳営秘録かつえ蔵
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
▼ もっと見る
「いいえ。
養母
(
おっか
)
さんが取付けたのだそうです。一軒家だから用心に用心をしておくのだと云って、
養母
(
おっか
)
さんが自分で町から買うて来て、隣村の大工さんに附けてもろうたのだそうです」
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
「そうすると鍵は
養母
(
おっか
)
さんが持って、寝ている訳じゃのう」
巡査辞職
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
“養母”の意味
《名詞》
養母(ようぼ)
養子先(養家)の母。
(出典:Wiktionary)
養
常用漢字
小4
部首:⾷
15画
母
常用漢字
小2
部首:⽏
5画
“養母”で始まる語句
養母様
養母田