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飲食
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のみくひ
ふりがな文庫
“
飲食
(
のみくひ
)” の例文
旧字:
飮食
向うの広間に置いた幾つもの
衝立
(
ついたて
)
の蔭に
飲食
(
のみくひ
)
してゐる、幾組もの客を見渡しつゝ、お文はさも快ささうに、のんびりとして言つた。
鱧の皮
(新字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
ついと軒を潜つて入ると、
炉辺
(
ろばた
)
には四五人の船頭、まだ他に
飲食
(
のみくひ
)
して居る
橇曳
(
そりひき
)
らしい男もあつた。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
幾ら牛の乳でも藷焼酎のやうに
煽飲
(
あふ
)
りつけては、結句身の為めにならないといふ事を
諭
(
さと
)
したいからだ。仔牛を見よ、物を適宜に
飲食
(
のみくひ
)
するといふ事にかけては、総領事よりは余程悧巧である。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
丑松は
飲食
(
のみくひ
)
したものゝ外に
幾干
(
いくら
)
かの茶代を置いて
斯
(
こ
)
の饂飩屋を出た。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
一ぜんめし、
御酒肴
(
おんさけさかな
)
、笹屋、としてあるは、かねて敬之進と一緒に飲んだところ。丑松の足は自然とそちらの方へ向いた。表の障子を開けて入ると、そここゝに二三の客もあつて、
飲食
(
のみくひ
)
して居る様子。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
飲
常用漢字
小3
部首:⾷
12画
食
常用漢字
小2
部首:⾷
9画
“飲食”で始まる語句
飲食店
飲食事
飲食即是道