“飯館”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
はんかん33.3%
はんくわん33.3%
フアンカン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わたしはK君と、シナの杭州、かの西湖せいこのほとりの楼外楼ろうがいろうという飯館はんかんで、シナのひる飯を食い、シナの酒を飲んだ。
女侠伝 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
さうさう、何時か利渉橋りせふけうの側の飯館はんくわんの前に、人だかりがしてゐると思つたら、丁度この御客によく似た人が、太いとうの杖を振り上げて、人力車夫の背中を打つてゐたつけ。
南京の基督 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
そこに仿膳といふ飯館フアンカンがあります。これはつまり、宮廷風庶民料理を専門にやる店で、例の西大后の好みから特に宮中でさういふ献立を
北支物情 (新字旧仮名) / 岸田国士(著)