食器しょっき)” の例文
かりの童子とっしゃるのは。」老人は食器しょっきをしまい、かがんでいずみの水をすくい、きれいに口をそそいでからまた云いました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
テーブルの上には食器しょっきがならんで、さらの上にナプキンがいてあった。このナプキンをわたしはどうすればいいのだろう。
ひとりひとりの食卓しょくたくの上には、おさらさかずき食器しょっきがひとそろいならべてあって、それは、大きな金の箱にはいっている、さじだの、ナイフだの、フォークだので、こののこらずが
眠る森のお姫さま (新字新仮名) / シャルル・ペロー(著)
たいていのびんぼう人の家がそうであるように、わたしたちの家の台所も、やはり寝部屋ねべやをかねていた。のそばには食事の道具がのこらずあった。食卓しょくたくもパンのはこもなべも食器しょっきだなもあった。