“飈々”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひゅうひゅう33.3%
ひょうひょう33.3%
ひようひよう33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
十二月から三月一ぱいは、おびただしい霜解けで、草鞋か足駄あしだ長靴でなくては歩かれぬ。霜枯しもがれの武蔵野を乾風が飈々ひゅうひゅうと吹きまくる。霜と風とで、人間の手足も、土の皮膚はだも、悉くひびあかぎれになる。
みみずのたはこと (新字新仮名) / 徳冨健次郎徳冨蘆花(著)
という声が、飈々ひょうひょう吹雪ふぶきのように駆けめぐると、城兵はわっと戦意を失って、城門の橋を逃げ争って駆けこんだ。
三国志:06 孔明の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
風は飈々ひようひようと鳴りて過ぎぬ。この声を聞きしお峯はすくみて立たず。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)