“飄気”の読み方と例文
読み方割合
ひょうげ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「こういう飄気ひょうげ真似まねをする男なんでございますから」と須永の母も話したあとでおかしそうに笑った。敬太郎はあの自働車はまさか悪戯いたずらじゃなかったろうと考えながら下宿へ帰った。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
何かまた、飄気ひょうげたお遊びでもあることと思うて来たら、そんなふうもなし、おごそか、秘かに、ああして供人の揃うのを待っておいでなされる。やはり遠国へ向って、ほんとに旅立ち遊ばすのやも知れぬ。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)