頭脳づなう)” の例文
旧字:頭腦
はこの皮肉なる現実主義に多少の同情を有するものなり。唯唯作者の論理的頭脳づなうは残念にも余り雋鋭しゆんえいならず。
案頭の書 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
此帝都このていとを去りて絶海無人ぜつかいむじんたうをさして去りぬ、さかんなるさまを目撃したる数萬すうまんの人、各々めい/\が思ふ事々こと/″\につき、いかに興奮感起こうふんかんきしたる、ことに少壮せうさうの人の頭脳づなうには
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
血まみれの頭脳づなうの上ゆ
第二邪宗門 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)