頬被ほっかむ)” の例文
違う、提灯が動かない霧にすわったままの趣ながら、しずかにやや此方へ近づいたと思うと、もう違うも違いすぎた——そんな、古蓑で頬被ほっかむりをした親爺には似てもつかぬ。
遺稿:02 遺稿 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
重助「お前さん、人のうちへ来て頬被ほっかむりしたなりは酷いじゃアありませんか」