トップ
>
韻事
>
いんじ
ふりがな文庫
“
韻事
(
いんじ
)” の例文
茶の湯・香道などの風流
韻事
(
いんじ
)
にあそぶことをしないで、一室にたくさんの金貨を敷きならべて、それをみて心をなぐさめるというふうで
雨月物語:02 現代語訳 雨月物語
(新字新仮名)
/
上田秋成
(著)
濃く
甘
(
あま
)
く、
湯加減
(
ゆかげん
)
に出た、重い露を、舌の先へ一しずくずつ落して
味
(
あじわ
)
って見るのは
閑人適意
(
かんじんてきい
)
の
韻事
(
いんじ
)
である。普通の人は茶を飲むものと心得ているが、あれは間違だ。
草枕
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
凡下
(
ぼんげ
)
や一般の庶民は別として、公家堂上家の生活は風流
韻事
(
いんじ
)
に耽けるか、仏教の信仰にうちこむか、いずれにしてもスタイルが万事を支配する形式主義の時代だったが、そういうなかにあって
無月物語
(新字新仮名)
/
久生十蘭
(著)
当時、乱世の武将でも歌道の心得のある者が少くなかったとは云え、それは育ちのよい大名の子弟たちのことで、一般の武士は文字に暗かったから、まして風流
韻事
(
いんじ
)
を楽しむ者などは稀であった。
武州公秘話:01 武州公秘話
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
“韻事”の意味
《名詞》
詩文を作るなど風流な遊び。
(出典:Wiktionary)
韻
常用漢字
中学
部首:⾳
19画
事
常用漢字
小3
部首:⼅
8画
“韻”で始まる語句
韻
韻律
韻文
韻塞
韻僧
韻鏡
韻客
韻字
韻致
韻脈