“音痴”の読み方と例文
読み方割合
おんち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
僕んところは親のだいから音痴おんちなんです。(語調をかえて)何か御用? 奥田先生なら、ついさっき帰ったようですよ。
春の枯葉 (新字新仮名) / 太宰治(著)
馬鹿の宇八といふのは、町内の厄介者、本人は決して馬鹿ではないと威張るのですが、調子が變で、藪睨やぶにらみで、音痴おんちで、何んとなく釘が一本足りない男。
音痴おんちの私が、うたうことのうまい道理はないが、三十をすぎてから、偶然の動機で、正派薩摩琵琶の師匠と知り合い、正派の豪壮な階調が、ことごとく文章