鞺々だう/\)” の例文
しかしてわが立てる脚下の大溪潭は、まさに是れ數十のらい、數十のたんを合せたるものと稱すべく、沈々として流れ來りたる碧き水の、忽ち河中の一大奇巖に逢ひて、鞺々だう/\澎湃はうはいの趣を盡したる
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)
町はづれの隧道とんねるを、常陸ひたちから入つて磐城いはきに出た。大波小波鞺々だう/\と打寄する淋しい濱街道を少し往つて、有る茶店さてんで車を下りた。奈古曾なこその石碑の刷物、松や貝の化石、畫はがきなど賣つて居る。
熊の足跡 (旧字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
加ふるに絶崖の罅隙かげき穿うがちて鞺々だう/\深潭に落下する一小瀑あり。
秋の岐蘇路 (旧字旧仮名) / 田山花袋(著)