トップ
>
鞍腰
>
くらごし
ふりがな文庫
“
鞍腰
(
くらごし
)” の例文
彼は、弓を口にくわえて、
鐙
(
あぶみ
)
に足を踏んばった。そして
鞍腰
(
くらごし
)
を上げながら、腹帯の結びめを詰め直していたが、その間に高綱は、先を取って、河を打渡ってしまった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鞍腰
(
くらごし
)
と手綱の手は、自然、凍りついたように無意識な調子をとっているが、
頭脳
(
あたま
)
はまったく行く道になかった。白い天地と同じように、頼朝の頭脳のなかも、ただ白かった。
源頼朝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
「そちは、
鞍腰
(
くらごし
)
の
据
(
す
)
わりも見事。馬は上手とみゆるな」
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
鞍
漢検準1級
部首:⾰
15画
腰
常用漢字
中学
部首:⾁
13画
“鞍”で始まる語句
鞍
鞍馬
鞍上
鞍壺
鞍部
鞍馬山
鞍掛
鞍替
鞍馬寺
鞍山站