鞍皮くらかわ)” の例文
足ごしらえは八ツのわらじ、膝ぶしに咒符おまもりいつけ、仏神の像を鞍皮くらかわいた馬に乗り、進物籠を載せて、即日、江州を立って行った。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
ぎょろと、内の客を見たが、軒につないである駒のそばへ戻って行き、その不思議な鞍皮くらかわの神仏像の絵やら、また戴宗のふうていなどを、しきりに眺めくらべていた。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)