静息やす)” の例文
旧字:靜息
何時いつ例のことを切出さう。』その煩悶はんもんが胸の中を往つたり来たりして、一時いつときも心を静息やすませない。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
それに是男の鋭い眼付は絶えず物を穿鑿せんさくするやうで、一時いつとき静息やすんでは居られないかのやう。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)