トップ
>
雨樋
>
とい
ふりがな文庫
“
雨樋
(
とい
)” の例文
火は、本丸の
館
(
たち
)
にも燃え移っていた。
大廂
(
おおびさし
)
の
雨樋
(
とい
)
を
奔
(
はし
)
る火の
迅
(
はや
)
さといったらない。長政は、そのあたりを
潜
(
くぐ
)
って来る一隊の
鉄甲
(
てつかぶと
)
をみとめて
新書太閤記:04 第四分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雨樋
(
とい
)
を
溢
(
あふ
)
れるドシャ降りと、青光りの稲妻に障子をしめて、お綱はグッスリ枕についた……、
閾
(
しきい
)
一重
(
ひとえ
)
の隣には、宵に、お綱の
媚
(
なま
)
めいた
酌
(
しゃく
)
に酔った孫兵衛が、これもグーッと寝ついている。
鳴門秘帖:01 上方の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
大屋根の
雨樋
(
とい
)
をあふれる雨水が、軒に滝をなしている。
私本太平記:03 みなかみ帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
雨
常用漢字
小1
部首:⾬
8画
樋
漢検準1級
部首:⽊
15画
“雨樋”で始まる語句
雨樋筒
雨樋飾