“雑司ヶ谷”の読み方と例文
読み方割合
ぞうしがや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雑司ヶ谷ぞうしがやにあるだれだか分らない人の墓、——これも私の記憶に時々動いた。私はそれが先生と深い縁故のある墓だという事を知っていた。
こころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
伊右衛門はますます恐れて雑司ヶ谷ぞうしがや鬼子母神きしもじんなどへ参詣さんけいしたが、怪異はどうしても鎮まらないで女房が病気になったところへ、四月八日
四谷怪談 (新字新仮名) / 田中貢太郎(著)
うしても姐御に逢わずに居られないから、ここ十日の間に、折を見て、雑司ヶ谷ぞうしがや鬼子母神きしもじん様へお詣りをして貰い度い。
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)