“ぞうしがや”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
雑司ヶ谷80.0%
雑司谷20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
うしても姐御に逢わずに居られないから、ここ十日の間に、折を見て、雑司ヶ谷ぞうしがや鬼子母神きしもじん様へお詣りをして貰い度い。
裸身の女仙 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
今、この悲しい詩人のれいは、雑司ヶ谷ぞうしがやの草深い墓地の中に、一片の骨となって埋まっている。
そこで僕は武蔵野はまず雑司谷ぞうしがやから起こって線を引いてみると、それから板橋の中仙道の西側を通って川越近傍まで達し、君の一編に示された入間郡を包んでまるく甲武線の立川駅に来る。
武蔵野 (新字新仮名) / 国木田独歩(著)
しかし乳が少いので、それを雑司谷ぞうしがや名主方なぬしかたへ里子にやった。
安井夫人 (新字新仮名) / 森鴎外(著)