“雌波”の読み方と例文
読み方割合
めなみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
夜になったのでは雌波めなみおと一つ立たないで、阿漕あこぎうらで鳴く千鳥が遠音とおねに聞こえるくらいのものでありました。
大菩薩峠:06 間の山の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
足許まで、打ち寄せる雄波おなみ雌波めなみは、「かねちゃん、かねちゃん、やー。」といって転がるように笑いさざめく。真青な空! 真青な海! 白いかもめがふわふわと飛んでいる。
嵐の夜 (新字新仮名) / 小川未明(著)