“雅語（がご）” の例文

その婦人は三十何年間日本にいて、平安朝文学に関する造詣（ぞうけい）深く、平生日本人に対しては自由に雅語（がご）を駆使（くし）して応対したということである。

弓町より (新字新仮名) ／ 石川啄木(著)

極めて俗なる事を詠むに雅語（がご）を用ゐて俗に陥らぬやうにする事天明（てんめい）諸家の慣手段（かんしゅだん）なり。

墨汁一滴 (新字旧仮名) ／ 正岡子規(著)

“雅語”の意味

《名詞》

洗練された上品な言葉。雅言。
(出典:Wiktionary)

“雅語”の解説

雅語（がご）とは、洗練された上品な言葉、あるいは正しいとされる優雅な言葉をいうデジタル大辞泉/雅言。、みやび言葉ともいうブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/雅語。
おもに平安時代を中心とする古典に見える「正しいことば」や「伝統的でみやびやかなことば」をさすがブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/雅語、新しいことばでも正しく上品なことばであれば雅語というニッポニカ/雅語。、すなわち上代の言葉も含まれるブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/雅語。
、、などの俗語、の対義語であるブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/雅語。
ただし、江戸時代の国学者は雅語、平常用いて誤りではないがみやびやかでないもの、俗語で3分したブリタニカ国際大百科事典 小項目事典/雅語。
(出典:Wikipedia)

雅	常用漢字 中学 部首:⾫ 13画
語	常用漢字 小２ 部首:⾔ 14画