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随喜渇仰
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ずいきかつごう
ふりがな文庫
“
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)” の例文
と、
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)
の有様なのだ。そこでその
妻
(
さい
)
のろ振りがまた、さあ町じゅうのいい笑い草となった。いや岡焼きも手つだっていよう。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
などと、お茶っ葉の
提灯
(
ちょうちん
)
を持つ
折助
(
おりすけ
)
の若いのがいう。名優を
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)
するもろもろの声を聞き流して、道庵主従はこの盛り場から町筋をうろつきました。
大菩薩峠:24 流転の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
鶴見はそのおぎろなき慈悲に身を染めて、さながら如来智をでも授かったように他念なく
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)
していたものである。その時である。ふと、ちらちらする動きを感じた。
夢は呼び交す:――黙子覚書――
(新字新仮名)
/
蒲原有明
(著)
がこれらの連中は坊主の説教を無上に有難がる方の連中で、坊主自身が何が何やら意味を解せずに説教してるのを自分も解らずに聴きながら、
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)
の涙を
零
(
こぼ
)
すという手合いだ。
福沢先生の処世主義と我輩の処世主義
(新字新仮名)
/
大隈重信
(著)
彼等が
随喜渇仰
(
ずいきかつごう
)
した
仏
(
ほとけ
)
は、円光のある
黒人
(
こくじん
)
ではありません。優しい
威厳
(
いげん
)
に充ち満ちた
上宮太子
(
じょうぐうたいし
)
などの兄弟です。——が、そんな事を長々と御話しするのは、御約束の通りやめにしましょう。
神神の微笑
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
随
常用漢字
中学
部首:⾩
12画
喜
常用漢字
小5
部首:⼝
12画
渇
常用漢字
中学
部首:⽔
11画
仰
常用漢字
中学
部首:⼈
6画
“随喜”で始まる語句
随喜