陳謝ちんしゃ)” の例文
他の二三の師範学校の附属へ願書を出して努力したが、どこも拒否きょひされた。止むを得んとあきらめて、親の因果いんがが子にむくうの結果になったことを心の中で陳謝ちんしゃするのみであった。
親は眺めて考えている (新字新仮名) / 金森徳次郎(著)
もしそういうことになれば、ぼくは二の句がつげなくなる。むろん君の否定が真実であれば、ぼくが二の句がつげないのは当然なことで、ぼくはただ君に対して陳謝ちんしゃするほかはない。
次郎物語:05 第五部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)