“阿父(とう)” の例文
そら、媒人(なこうど)でしょう家(うち)は? だから、阿父(とう)さんも阿母(かあ)さんも早めに行ってないと不好(いけない)って、先刻(さっき)出て行ったのよ。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
花模様の丸ボヤの洋灯(ランプ)の下(もと)で、隅ではあったが、皆と一つ食卓に対(むか)い、若い雪江さんの罪の無い話を聴きながら、阿父(とう)さん阿母(かあ)さんの莞爾々々(にこにこ)した面(かお)を見て、賑(にぎや)かに食事して
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)
軈(やが)て食事が済むと、阿父(とう)さんが又主人になって、私に対(むか)って徐々(そろそろ)小むずかしい話を始めた。
平凡 (新字新仮名) / 二葉亭四迷(著)