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阻
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こば
ふりがな文庫
“
阻
(
こば
)” の例文
主人次郎右衞門や奉公人達の立ち騷ぐ中を、三輪の萬七とお
神樂
(
かぐら
)
の清吉が、得々としてお秀を縛つて行くのを、どうしても
阻
(
こば
)
みやうがなかつたのです。その時後ろから
銭形平次捕物控:116 女の足跡
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
更に、その時計を進ませたと云うのには、何か幡江の追及を
阻
(
こば
)
む意外にも、意味があるのではないだろうか——などと考えて来ると、法水の頭の中が急にモヤモヤとして来た。
オフェリヤ殺し
(新字新仮名)
/
小栗虫太郎
(著)
が、朝夕通いなれた小路に近づいて来ると、急に何物かに
阻
(
こば
)
まれるような心もちで、男はその儘引っ返して来た。男はこんなことで、心にもなく女とも別れなければならなくなる運命を考えた。
曠野
(新字新仮名)
/
堀辰雄
(著)
“阻”の意味
《名詞》
(ソ)(古)険しいこと。険しい所。
(出典:Wiktionary)
阻
常用漢字
中学
部首:⾩
8画
“阻”を含む語句
悪阻
阻喪
険阻
阻止
阻害
阻礙
阻碍
險阻
阻隔
阻塞気球
惡阻
阻塞気球隊
阻塞
阻格
破阻
市街阻絶
阻絶
阻道
嶮阻
阻隘
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