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閻羅
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えんら
ふりがな文庫
“
閻羅
(
えんら
)” の例文
玄石、子珍に語るよう、汝眼を閉じよ、汝を伴れ去って父を見せようと。珍目を閉づるに
須臾
(
しゅゆ
)
にして
閻羅
(
えんら
)
王所の門に至り北に向って置かる。
十二支考:08 鶏に関する伝説
(新字新仮名)
/
南方熊楠
(著)
それより情死の事由を
列
(
つら
)
ね、更に一転してその苦痛と応報とを
陳
(
の
)
ぶ。「あやなき闇に
凄然
(
すさま
)
じや、
閻羅
(
えんら
)
と見ゆる夏木立」。
「桂川」(吊歌)を評して情死に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
性情から、人格から、生活から、精神の高低から、
叡智
(
えいち
)
の明暗から、何から何まで顔に書かれる。
閻羅
(
えんら
)
大王の処に行くと見る眼かぐ鼻が居たり
浄玻璃
(
じょうはり
)
の鏡があって、人間の魂を皆映し出すという。
顔
(新字新仮名)
/
高村光太郎
(著)
「
閻羅
(
えんら
)
王、祐筆を求めるに依ってな——」
稚子法師
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
豈
(
あに
)
、
閻羅
(
えんら
)
獄卒の責めを
免
(
まぬが
)
れんや
親鸞
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
閻
漢検1級
部首:⾨
16画
羅
常用漢字
中学
部首:⽹
19画
“閻羅”で始まる語句
閻羅王