間通かんどう)” の例文
彼は窟に暫く棲んでいたので、岩穴からの川辺へ抜け出る間通かんどうを心得ていた。彼はただちにその穴を見出して、蛇のようにもぐり込むと、暗い中であたかの市郎に出逢ったのであった。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)