門標もんぴょう)” の例文
それでいて門標もんぴょうを見れば、何処の誰だか分らない人の名ばかりじゃないの。世の中にお金が無いなんて嘘のような気がするのね。
かの女の朝 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
その「戦死」の二字をかした細長く小さな門標もんぴょうは、やがて大吉の家へもとどけられてきた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)