長身のっぽ)” の例文
なるほど恐ろしい長身のっぽである。椅子いすに掛けて突ン出しているその両脚は人の二倍もありそうだ。面も馬面うまづらであり、紫ばンだ疣々いぼいぼだらけな皮膚に黄色いヒゲが唇の辺を巻いている。
新・水滸伝 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
手に貫通銃創のある長身のっぽの男がにゅっと客間へ現われたりした。