長老ちやうらう)” の例文
らうし何とも氣毒きのどくの至りなり以來いらい此左京は山賊はやめ申すと云ふに大膳呵々から/\と打笑ひ左京どの沙彌さみから長老ちやうらうと申し何事でも左樣うまくは行ぬ者なり山賊さんぞくとても其通り兎角辛抱しんばう肝心かんじんなり石の上にも三年と云へば先づ/\氣長きながにし給へ其内には好事よきことも有るべし扨また我は今宵こよひの留守にらうせずして小千兩のとり
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)