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鎗疵
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やりきず
ふりがな文庫
“
鎗疵
(
やりきず
)” の例文
胸板の下に三四ヶ所
鎗疵
(
やりきず
)
を受け、十文字の鎗の柄も五ヶ所迄斬込まれ、有名な
鯰尾
(
なまずお
)
の兜にも矢二筋を射立てられ乍ら、尚も悪鬼の如く城門に迫って行ったとあるから、兎に角強いものである。
小田原陣
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
然し其時の闘は如何にも
突嗟
(
とっさ
)
に急激に敵が
斫入
(
きりい
)
ったので、氏郷自身まで
鎗
(
やり
)
を取って戦うに至ったが、事済んで営に帰ってから身内をばあらためて見ると、
鎧
(
よろい
)
の
胸板
(
むないた
)
掛算
(
けさん
)
に
太刀疵
(
たちきず
)
鎗疵
(
やりきず
)
が四ヶ処
蒲生氏郷
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
鎗
漢検準1級
部首:⾦
18画
疵
漢検1級
部首:⽧
10画
“鎗”で始まる語句
鎗
鎗術
鎗戟
鎗玉
鎗屋町
鎗込
鎗先
鎗刀
鎗持
鎗剣