鎗玉やりだま)” の例文
こう、おめえたちにゃ限らねえ。世間にゃそうした情無なさけねえ了簡な奴ばかりだから、そんな奴等へ面当つらあてに、河野の一家いっけ鎗玉やりだまに挙げたんだ。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
利にさとい寺方が宮公卿みやくげの名目で民間に金を貸し付け、百姓どもから利息を取り立てる行為なぞはまッ先に鎗玉やりだまにあげられた。
夜明け前:04 第二部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
「では御勝手になさるがいいでしょう。あなたはまっ先に鎗玉やりだまにあげられますよ。」