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鎗玉
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やりだま
ふりがな文庫
“
鎗玉
(
やりだま
)” の例文
こう、お
前
(
めえ
)
たちにゃ限らねえ。世間にゃそうした
情無
(
なさけね
)
え了簡な奴ばかりだから、そんな奴等へ
面当
(
つらあて
)
に、河野の
一家
(
いっけ
)
を
鎗玉
(
やりだま
)
に挙げたんだ。
婦系図
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
利にさとい寺方が
宮公卿
(
みやくげ
)
の名目で民間に金を貸し付け、百姓どもから利息を取り立てる行為なぞはまッ先に
鎗玉
(
やりだま
)
にあげられた。
夜明け前:04 第二部下
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
「では御勝手になさるがいいでしょう。あなたはまっ先に
鎗玉
(
やりだま
)
にあげられますよ。」
ジャン・クリストフ:12 第十巻 新しき日
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
鎗
漢検準1級
部首:⾦
18画
玉
常用漢字
小1
部首:⽟
5画
“鎗”で始まる語句
鎗
鎗術
鎗戟
鎗屋町
鎗込
鎗先
鎗刀
鎗持
鎗疵
鎗剣