トップ
>
銅盥
>
かなだらい
ふりがな文庫
“
銅盥
(
かなだらい
)” の例文
お君にからだを拭かせて、島田を解いて結び髪にして、
銅盥
(
かなだらい
)
の水で顔を洗って、彼女は自分の浴衣に着かえた。ほかの者もみな帰り支度をした。
両国の秋
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
銅盥
(
かなだらい
)
に湯を取らせ、綸巻を洗ひかけしに、賀客の
訪
(
おとな
)
ふ声あり。其のまゝ片隅に推しやり、手を拭ひながら之を迎へ入る。
元日の釣
(新字旧仮名)
/
石井研堂
(著)
と
銅盥
(
かなだらい
)
へ湯を汲んで新吉の脊中を拭いてやり
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
見たところ普通の金魚と変らないのであるから、まず眼のまえで
試
(
ため
)
してみなければならないというので、其月の家ではありあわせの
銅盥
(
かなだらい
)
に湯を入れて持ち出した。
半七捕物帳:36 冬の金魚
(新字新仮名)
/
岡本綺堂
(著)
銅
常用漢字
小5
部首:⾦
14画
盥
漢検1級
部首:⽫
16画
“銅”で始まる語句
銅
銅鑼
銅壺
銅貨
銅色
銅像
銅羅
銅鈴
銅雀台
銅板