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銃先
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つゝさき
ふりがな文庫
“
銃先
(
つゝさき
)” の例文
何でも相手の
銃先
(
つゝさき
)
から
遁
(
のが
)
れたい一心で、
死物狂
(
しにものぐるひ
)
に踠いてゐるうち、古い柳の根を
発見
(
めつ
)
けて、それに
縋
(
すが
)
つてやつとこさで
這
(
は
)
ひ
上
(
あが
)
る事が出来た。
茶話:03 大正六(一九一七)年
(新字旧仮名)
/
薄田泣菫
(著)
そして、ひと通り、その形を指先であらためると、引金を引くばかりの持ち方で、
銃先
(
つゝさき
)
を二三度上下に振り動かした。それから、ゆつくり、彼は歩きだした。
髪の毛と花びら
(新字旧仮名)
/
岸田国士
(著)
没しようとしてゐるのに、貴様の
銃先
(
つゝさき
)
は頭上の柿を覘つてゐるではないか。止めよ、徒らな威嚇は控へよ。
鵞鳥の家
(新字旧仮名)
/
牧野信一
(著)
稍
(
やや
)
もすると、自分で自分が何をしているのか分らなくなる。でも、あとから考えてみると、チャンと、平素から教えならされたように、弾丸をこめ、
銃先
(
つゝさき
)
を敵の方に向けて射撃している。
戦争について
(新字新仮名)
/
黒島伝治
(著)
銃
常用漢字
中学
部首:⾦
14画
先
常用漢字
小1
部首:⼉
6画
“銃”で始まる語句
銃
銃口
銃丸
銃音
銃剣
銃声
銃猟
銃弾
銃身
銃眼