鉱炉こうろ)” の例文
旧字:鑛爐
と、心のうちでいっているように、また、この焔こそ、夫婦の心を、一つにかす真実の鉱炉こうろであると見入るように、さばさばとした顔をあくまで紅蓮ぐれんに向けていた。
親鸞 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
鉱炉こうろ紅舌こうぜつさながらに
海潮音 (新字旧仮名) / 上田敏(著)