鉄環てつわ)” の例文
旧字:鐵環
木ぎれは蘚苔せんたいにくさって、鉄環てつわは赤くさびている、風雨幾星霜いくせいそう、この舟に乗った人は、いまいずこにあるか、かれはどんな生活をして、どんなおわりをとげたか。
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
はんだづけにした鉄環てつわの代わりにただめ込んだ鉄環を使った。
そしてあの二つの鉄環てつわから、豚の足を解いて助手が云う。
フランドン農学校の豚 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)