“鉄物問屋”の読み方と例文
読み方割合
かなものどいや100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
五百の父山内忠兵衛は名を豊覚ほうかくといった。神田紺屋町に鉄物問屋かなものどいやを出して、屋号を日野屋といい、商標には井桁いげたの中に喜の字を用いた。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
十一月六日に神田紺屋町こんやちょう鉄物問屋かなものどいや山内忠兵衛妹五百いおが来り嫁した。表向おもてむきは弘前藩目附役百石比良野助太郎妹かざしとして届けられた。十二月十日に幕府から白銀はくぎん五枚を賜わった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
矢川氏ではこの年文一郎が二十一歳で、本所二つ目の鉄物問屋かなものどいや平野屋のむすめりゅうめとった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)