トップ
>
釣縄
>
つりなわ
ふりがな文庫
“
釣縄
(
つりなわ
)” の例文
たった一つ喜界島の昔話集に採集せられたものは、是は兄弟でなくて二人の
漁師
(
りょうし
)
、一人が友だちの
釣縄
(
つりなわ
)
を借りて流してしまう。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
裸一貫になったかと思うと、車井戸の
釣縄
(
つりなわ
)
の一方をあくまで高く
吊
(
つる
)
し上げて、
釣瓶
(
つるべ
)
を車へしっかりと噛ませておいて、その縄を伝って垂直線に井戸の底へ下って行きました。
大菩薩峠:16 道庵と鯔八の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
これを保留し且つ前代の考察に取り入れてゆく労苦は、今も若干の痕跡を伝えている網や
釣縄
(
つりなわ
)
の比ではない。そのために人はしばしば現代の空気の中に、遠い
寂寞
(
せきばく
)
の世を推理しようとするのである。
海上の道
(新字新仮名)
/
柳田国男
(著)
釣
常用漢字
中学
部首:⾦
11画
縄
常用漢字
小4
部首:⽷
15画
“釣”で始まる語句
釣
釣瓶
釣竿
釣合
釣魚
釣鐘
釣殿
釣棹
釣銭
釣針