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釘舌
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ボールト
ふりがな文庫
“
釘舌
(
ボールト
)” の例文
円鈕
(
ノッブ
)
を前に押しながら、開く戸に身を任せて、音なき両足を
寄木
(
よせき
)
の
床
(
ゆか
)
に落した時、
釘舌
(
ボールト
)
のかちゃりと
跳
(
は
)
ね返る音がする。窓掛に春を
遮
(
さえ
)
ぎる書斎は、薄暗く二人を、人の世から仕切った。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
丹念に引く線はようやく
繁
(
しげ
)
くなる。黒い部分はしだいに増す。残るはただ右手に当る
弓形
(
ゆみなり
)
の一ヵ所となった時、がちゃりと
釘舌
(
ボールト
)
を
捩
(
ねじ
)
る音がして、待ち設けた藤尾の姿が入口に現われた。
虞美人草
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
釘
漢検準1級
部首:⾦
10画
舌
常用漢字
小6
部首:⾆
6画
“釘”で始まる語句
釘
釘付
釘抜
釘附
釘隠
釘着
釘店
釘勘
釘拔
釘貫