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野兎
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やと
ふりがな文庫
“
野兎
(
やと
)” の例文
松と松との
木
(
こ
)
の
間
(
ま
)
を、
野兎
(
やと
)
のごとく逃げ走ッていった男の影は見失ったが、その代りに、楊志は、思いがけない一トかたまりの
旅商人
(
たびあきんど
)
の仲間に出会った。
新・水滸伝
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やがて
土旋風
(
つちつむじ
)
の運んで来た人声やら馬蹄の音が、欅林の中にもけむり出した。将門とその家人に追われて来た扶方の伏兵共が、狩られる
野兎
(
やと
)
のように、あっちこっちへ逃げまどうのであった。
平の将門
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
野
常用漢字
小2
部首:⾥
11画
兎
漢検準1級
部首:⼉
7画
“野”で始まる語句
野
野原
野暮
野分
野面
野郎
野良
野路
野菜
野茨