“野侍”の読み方と例文
読み方割合
のざむらい100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
髪のいようから大小、脚絆きゃはんこしらえまでが、どう眺めても草深い田舎から出た野侍のざむらいとしか見えないのである。
新書太閤記:02 第二分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
その連中を見ると、野侍のざむらいのようなものもあり、安直な長脇差もあれば、三下のぶしょく渡世もあり——相撲上すもうあがりもあり、三ぴんもあり、いずれも血眼ちまなこになってここへなだれ込んで、そうして
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)