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重畳
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ちようでふ
ふりがな文庫
“
重畳
(
ちようでふ
)” の例文
旧字:
重疊
「おのれ、長二ツ」と篠田は我と我が心を
大喝
(
だいかつ
)
叱咜
(
しつた
)
して、
嚇
(
かく
)
とばかり
眼
(
まなこ
)
を開けり、
重畳
(
ちようでふ
)
たる灰色の雲破れて、
武甲
(
ぶかふ
)
の高根、雪に輝く
火の柱
(新字旧仮名)
/
木下尚江
(著)
行く手に一帯の陸地と思はれるものも近づくとそれが島の
重畳
(
ちようでふ
)
だ。いつでも船の行く丈けの水路が通じて居る。
坊つちやん「遺蹟めぐり」
(新字旧仮名)
/
岡本一平
(著)
「禍故
重畳
(
ちようでふ
)
し、凶問
累
(
しきり
)
に集る。永く崩心の悲みを
懐
(
いだ
)
き、独り断腸の
泣
(
なみだ
)
を流す。但し両君の大助に依りて、傾命
纔
(
わづか
)
に継ぐ
耳
(
のみ
)
。筆言を尽さず、古今の歎く所なり」
万葉秀歌
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
“重畳”の意味
《名詞》
重 畳(ちょうじょう)
上へ上へと幾つにも重なること。
この上なく満足なこと。非常に喜ばしいこと。
(出典:Wiktionary)
重
常用漢字
小3
部首:⾥
9画
畳
常用漢字
中学
部首:⽥
12画
“重畳”で始まる語句
重畳重畳