“酒林（さかばやし）” の例文

惜（おし）むべし杉の酒林（さかばやし）の落ちて転んだのが見える、傍（わき）がすぐ空地の、草の上へ、赤い子供の四人が出て、きちんと並ぶと、緋の法衣（ころも）の脊高が、枯れた杉の木の揺（ゆら）ぐごとく、すくすくと通るに従って

灯明之巻 (新字新仮名) ／ 泉鏡花(著)

“酒林（杉玉）”の解説

杉玉（すぎたま、すぎだま）とは、スギの葉（穂先）を集めてボール状にした造形物。酒林（さかばやし）とも呼ばれる。日本酒の造り酒屋などの軒先に緑の杉玉を吊すことで、新酒が出来たことを知らせる。「搾りを始めました」という意味である。
(出典:Wikipedia)

酒	常用漢字 小３ 部首:⾣ 10画
林	常用漢字 小１ 部首:⽊ 8画