酒家オステリア)” の例文
我等は酒家オステリアに入りぬ。客は一間に滿ちたれども、別に我等に目をくるものあらざりき。隅の方なる小卓に倚りて、共に一瓶の葡萄酒を酌み、友誼の永くかはらざらんことを誓ひて別れぬ。
こゝはキヤヰカの前なり。たぐひなき酒家オステリアにて、羅馬の藝人どもの集ふところなり。我と共に來よ。切角の邂逅めぐりあひなれば、一瓶の葡萄酒を飮まん。この家のさまの興あるをも見せまほしといふ。われ。