都慣みやこな)” の例文
都慣みやこなれぬ身には只〻胸のみ驚かれて、何と答へんすべだに知らず、其儘心なく打ち過ぐる程に、雲井の月の懸橋かけはしえしと思ひてや、心を寄するものも漸くすくなくなりて
滝口入道 (旧字旧仮名) / 高山樗牛(著)