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遺留
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いりゅう
ふりがな文庫
“
遺留
(
いりゅう
)” の例文
園長邸を訪ねた帆村は
心痛
(
しんつう
)
している夫人を
慰
(
なぐさ
)
め、
遺留
(
いりゅう
)
の上衣を丹念に調べてから何か手帖に書き止めると、
外
(
ほか
)
に園長の写真を一葉借り
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
その記事は社会面に三段抜きで「河内園長の奇怪な
失踪
(
しっそう
)
・動物園内に
遺留
(
いりゅう
)
された帽子と上衣」といったような
標題
(
ひょうだい
)
がついていたように思う。
爬虫館事件
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
それは
先刻
(
さっき
)
から痣蟹の
遺留
(
いりゅう
)
した品物をひねくりながら、この場の話に耳を傾けていた
覆面探偵
(
ふくめんたんてい
)
青竜王
(
せいりゅうおう
)
だった。
恐怖の口笛
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
そして
一札
(
いっさつ
)
を入れ、
人事不省
(
じんじふせい
)
の博士と
遺留
(
いりゅう
)
の
鞄
(
かばん
)
とを内容物もろとも引取っていったのであった。
鞄らしくない鞄
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“遺留”の意味
《名詞》
遺 留(いりゅう)
死んだ後に遺すこと。
所持品などを置き忘れること。
(出典:Wiktionary)
遺
常用漢字
小6
部首:⾡
15画
留
常用漢字
小5
部首:⽥
10画
“遺留”で始まる語句
遺留品
遺留分